スポーツと精神の共存を考える。
コレは何ぞやかと申しますと、日本ミニバスケットボール連盟が定める
ミニバスケットボールをプレイするうえでの「精神」であります。
友情!・・・みんなで一緒に切磋琢磨して、チームワークを大切に考えよう!
うんうん。そのとおりです。
ほほえみ!・・・楽しくやろう!ってことかな?そうそう、微笑三太郎みたいに。(笑)。
フェアプレー!・・・ズルとか、ラフプレーはイカンよぉ~。
正々堂々、お互いを讃え合って試合をしよう~!
小学生が行うバスケってのは、この3つの精神が大事ですYo!
将来、この子らが大きくなってプレーする上でも
この3つの精神が基本にあれば、スポーツマンとして軸がぶれることは無いでしょう!
やはり小学生には、この精神を教えたうえで、バスケに望むべきですよぉ~。
・・・・と、思うわけですが。
スポーツと、その精神のステキな共存ってのは
なかな難しいのが現状としてあるとです。
ミニバスケットボール連盟が、この3つの精神を強く謳う背景には
こんなことがあったからだったりします。
Web上を見ていると、小学生の女子選手に、上手にできなかったといって
追い回したあげく、飛び蹴りを食らわせている指導者の報告とかあったりするわけです。
そんな報告を見たりしますと
いや~やっぱり~意味不明の実力行使は良くないわぁ~(´・ω・`)。
行き過ぎちゃう指導者の精神って・・・一体?と思うわけです。
そういった意味不明な実力行使が嫌になって
中学の頃のワシは、スポーツからマスマス離れていったのでした。。。。
あれから数十年が経ち三十の半ばになった今。
指導者の苦労から来る精神のトランスぶりってもの
歳をとってから、ようやく理解でき始めた気がします。
娘がバスケを始めたばかりのころ
娘のバスケに対するナメたような心の持ち方を見たとき
正直、後ろから頭を叩いてやろうかと思いました。。。(カミサンは叩いておった^^;)。
しかし、チームのコーチは、そのあたりを分かっていて
「まだ初心者だから、楽しさをわかって貰うことが最優先」ということで
初心者の娘に甘めに指導をしておったのでした。。)
(さすがコーチ!アメとムチの使いどころが良く分かっていらっしゃるッ!)
そして、こんな話もあったりする。
プレーのみならず、優れた人間性に対する評価も高い「松井秀喜」に関するエピソードである。
「中学生の頃、練習試合で敬遠気味の四球を受けた際、バットを叩きつけ投手を睨み付けるという不貞腐れた態度をとった。これを見た自軍のコーチが激昂し、試合中にもかかわらず、松井を呼びつけて顔を何度も張った。この経験が後の5打席連続敬遠の際の落ち着いた対応につながったという。」
ビンタ級の制裁の重みが
5連続敬遠という精神の重みを跳ね返させる原動力となった事例である。
同じ制裁でも、ベクトルを間違えると
意味不明な実力行使に発展したりしなかったりするワケだ。。。
フェアプレーって言うことでは、こんな事もありましたな。
ワシも、この動画を見ましたが
いや~~きつい。スポーツ選手でなくても、一般人であっても画像的にキツイ。
ちなみに、U-15・サッカーのHPにはこんな記載が・・・。
U-15で定義されている精神。
トップレベルであるプロが行ってしまった行為。
う~~~~む。。。
考えさせられる。。。。
試合となれば、勝負の世界であり
「殺るか、殺られるか」ぐらいの意気込みを持たないと、勝てないっていうのはよく分かる。
しかし、あくまでも意気込みでなきゃいけないワケで
その闘争心には、ちゃんとONとOFFをつけなくてはならんわけで
ONとOFFがついてこそ、OFFサイドって言葉があって、ラガーマンって言葉があって
スポーツマンって言葉があって、「スポーツマンシップ」ってな言葉もあるわけで
スポーツの精神ってモノには方向ってものを制御せにゃならんのですわ。
うむ・・・。
精神とスポーツってば、共存すのは難儀なもんだ。。。
最後に、ワシ的にスポーツを定義させていただくと。
「精神の倫理的な制御によって成り立つ遊戯」 ってのはいかがザンショ^^)。
えっ???
また説教くさいって??? (和羅意)